ゴルフでティーショットを打ったら、
「右の林に入った!」
「OBかもしれない!」
「ボールが見つからないかも……」
こんなことがあります。
そこで覚えておきたいのが、
「暫定球(ざんていきゅう)」
です。
暫定球を正しく使えるようになると、OBやロストボールの可能性があるときに、わざわざ元の場所まで戻る時間を減らすことができます。
今回は「暫定球って何?」を、小学生でもわかるように説明します。
暫定球って何?
暫定球とは、
「最初に打ったボールがOBか、ペナルティーエリア以外で紛失しているかもしれないときに、時間を節約するために先に打っておく別のボール」
です。
例えばティーショットを打ったら、
「右の林に飛んでいった!」
でも、
OBなのか?
コース内に残っているのか?
まだわかりません。
そこで、
「暫定球を打ちます!」
と宣言して、もう一つのボールを打っておきます。
これが暫定球です。
どうして暫定球を打つの?
一番の目的は、
時間を節約するためです。
例えばティーショットを打ってから前へ進み、3分間探してもボールが見つからなかったとします。
暫定球を打っていなければ、原則として元の場所まで戻ってプレーしなければなりません。
でも、暫定球を先に打っておけば、条件を満たした場合、その暫定球でプレーを続けることができます。
つまり、
「OBかも? ロストかも?」と思ったら、先にもう1球打っておく。
これが暫定球の基本的な考え方です。
暫定球を打てるのはどんなとき?
基本的には、元のボールが、
① OBかもしれない
または、
② ペナルティーエリア以外で紛失したかもしれない
という場合に暫定球をプレーできます。
例えば、
「林の奥へ入って見つからないかもしれない」
「OB杭の近くへ飛んでいった」
という場合です。
池に入ったかもしれない場合は?
ここは初心者が間違えやすいポイントです。
通常の規則18.3では、
ボールがペナルティーエリアにあることが分かっている、または事実上確実な場合、その理由だけで暫定球をプレーすることはできません。
ペナルティーエリアには、規則17による別の救済方法があるからです。
ただし、
「池に入った可能性もあるけど、池の外でロストしている可能性もある」
「OBになっている可能性もある」
という場合には、暫定球をプレーできることがあります。
また、ゴルフ場や競技で特別なローカルルールが採用されている場合は扱いが変わることがあります。
一番大事!「暫定球です」と宣言しよう
暫定球を打つときに、とても大切なルールがあります。
それが、
打つ前に、暫定球をプレーすることを誰かに伝えること。
です。
初心者なら、
「暫定球を打ちます!」
とはっきり言うのが一番わかりやすいでしょう。
「もう1球打ちます」だけではダメ?
注意しましょう。
単に、
「もう1球打ちます」
「別のボールを打ちます」
と言うだけでは、暫定球をプレーする意思を明確に示したことになりません。
一番安全で簡単なのは、
「暫定球を打ちます!」
と宣言することです。
これなら周りの人にも意味が伝わります。
暫定球を宣言しないで打ったら?
暫定球としてプレーすることを宣言せずに、直前にストロークした場所から別のボールを打った場合、そのボールは単なる「予備のボール」にはなりません。
ストロークと距離の罰に基づくインプレーの球
となります。
つまり、元のボールが後から見つかったとしても、その元のボールでプレーを続けられない場合があります。
だからこそ、
「暫定球です!」
という宣言が重要なのです。
元のボールが見つかったらどうする?
では、暫定球を打ったあとに前へ進んで、
「あった!」
と元のボールが見つかったらどうなるのでしょうか?
元のボールが、3分の捜索時間内にペナルティーエリア以外のコース内で見つかり、暫定球がまだインプレーの球になっていなければ、
暫定球を放棄して、元のボールでプレーします。
この場合、暫定球を打ったストロークはスコアには数えません。
元のボールが見つからなかったら?
3分以内に元のボールが見つからなかった場合、その元のボールは紛失球になります。
その場合、暫定球がストロークと距離の罰に基づいてインプレーの球となります。
例えば、
1打目:ティーショット
↓
「ロストかもしれない!」
↓
暫定球を宣言
↓
暫定球をティーから打つ
この暫定球をティーから打ったストロークは、元の球が紛失またはOBとなって暫定球がインプレーになれば、
3打目
として数えることになります。
元のボールがOBだったら?
元のボールがOBだった場合も、暫定球がストロークと距離の罰に基づいてインプレーの球になります。
ティーショットの例なら、
1打目:元のティーショット
+1罰打
+暫定球を打ったストローク
なので、
暫定球をティーから打った時点で3打目を終えたことになります。
次にその球を打つショットは4打目です。
暫定球は何球でも打てるの?
実は、暫定球そのものも、
「これもOBかもしれない!」
「これも見つからないかもしれない!」
ということがあります。
その場合、条件を満たしていればさらに別の暫定球をプレーすることができます。
ただし、打数の数え方が複雑になるため、初心者はまず、
「暫定球を打つときは必ず宣言する」
という基本をしっかり覚えておきましょう。
暫定球を打ったら元のボールを探さなくていい?
暫定球を打ったからといって、
「絶対に元のボールを探さなければならない」
という意味ではありません。
ただし、元のボールがまだインプレーの状態で、他のプレーヤーなどが3分以内にそのボールを見つけた場合には、その元のボールでプレーしなければならないことがあります。
暫定球を打ったから、自由に元のボールを無視できるとは限らないので注意しましょう。
暫定球の簡単な覚え方
小学生なら、まずこの流れを覚えましょう。
① ボールを打つ
↓
②「OBかも? ロストかも?」
↓
③「暫定球を打ちます!」と宣言
↓
④ もう1球打つ
↓
⑤ 元のボールを確認する
そして、
元のボールがセーフで見つかった
→ 基本的に元のボールで続ける
元のボールがOB・紛失球
→ 暫定球で続ける
これが基本です。
プレ4と暫定球は違うよ!
前の記事で紹介した、
「プレ4(プレイング4)」
と暫定球は同じものではありません。
暫定球は、ゴルフ規則に定められている正式なルールです。
一方、日本で一般的に「プレ4」と呼ばれる方式は、ゴルフ場などで採用されることがあるローカルな運用です。
初心者は、
暫定球=正式な規則
プレ4=ゴルフ場のローカルな運用として使われることがある
と区別しておきましょう。
暫定球を使わなくて済むスイングを目指そう!
もちろん、ルールを覚えることは大切です。
でも、
「できればOBを減らしたい!」
ですよね。
そこで大切になるのが、スイングの基本です。
飛距離だけを求めて力いっぱい振るのではなく、
- グリップ
- アドレス
- ボール位置
- 姿勢
- バランス
- スイングの軌道
などを一つずつ身につけていきましょう。
X-GOLF倶楽部緑地公園では、
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綺麗なフォームを作りながら、飛距離と方向性の両方を少しずつ伸ばしていきましょう。
まとめ|暫定球を覚えよう!
今回覚えてほしいポイントは5つです。
① 暫定球は時間を節約するためのルール
OBやペナルティーエリア以外で紛失している可能性があるときに使います。
② 打つ前に宣言する
初心者は、
「暫定球を打ちます!」
とはっきり伝えましょう。
③「もう1球打ちます」だけでは不十分
暫定球としてプレーする意思を明確にする必要があります。
④ 元の球がセーフで見つかれば基本的に元の球
条件を満たして元の球が3分以内に見つかった場合、暫定球を放棄します。
⑤ 元の球がOB・紛失なら暫定球
その場合、暫定球がストロークと距離の罰に基づくインプレーの球になります。
「OBかも?」
と思ったときは、
「暫定球を打ちます!」
この一言を覚えておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 暫定球とは何ですか?
A. 元のボールがOB、またはペナルティーエリア以外で紛失している可能性がある場合に、時間を節約するため暫定的にプレーする別のボールです。
Q. 暫定球を打つ前に何と言えばいいですか?
A. 初心者なら「暫定球を打ちます」と明確に宣言するのがおすすめです。
Q.「もう1球打ちます」でも暫定球になりますか?
A. それだけでは暫定球をプレーする意思を明確に示したことにはなりません。「暫定球」という言葉を使うか、規則18.3に基づく暫定的な球だと明確に伝える必要があります。
Q. 元のボールが見つかったら暫定球はどうなりますか?
A. 元のボールが3分以内にペナルティーエリア以外のコース内で見つかり、暫定球がまだインプレーになっていなければ、暫定球を放棄して元のボールでプレーします。
Q. 暫定球を打った後、元のボールがOBだったら何打目ですか?
A. ティーショットの例なら、元の1打+1罰打+暫定球を打ったストロークで、暫定球をティーから打った時点で3打目を終えています。
Q. 池に入ったと思ったら暫定球を打てますか?
A. 球がペナルティーエリアにあることが分かっている、または事実上確実である場合、通常の規則18.3では、その理由だけで暫定球をプレーすることはできません。ペナルティーエリア外で紛失またはOBの可能性もある場合や、特別なローカルルールがある場合などは扱いが異なります。
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この記事のルール確認
2026年9月時点
確認規則:
- 18.3a:暫定球が認められる場合
- 18.3b:暫定球をプレーすることの宣言
- 18.3c:暫定球を続ける場合・インプレーになる場合・放棄する場合
実際の競技では、委員会が定めるローカルルールについても確認してください。

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